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[書評]脳を最大限に働かせるルール 苫米地英人著「人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44」

公開日: : 最終更新日:2014/06/01 Book Review , ,

アタマを鍛えてますか?

頭の鍛え方にもいろいろありますが、脳のスペックをアップする方法を紹介しているのが「人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44」 苫米地英人(gakken)です。頭の鍛え方をテーマにしている本ではありませんが、脳の鍛え方をコンパクトに13のルールにまとめて紹介してあります。

では、さっそくいくつか見てみましょう。

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1.レストランのメニューは一瞬で決める

面白いトレーニングの方法ですが、なかなか奥が深そうです。

「認識」「理解」「評価」「判断」の4つの過程を順番に通過することによる脳の認知過程は、通常は意識しながらの作業になるので時間がかかります。そのうえ、意識には外部からの雑音が入り込む余地が多くありますので、意図しない方向へ認知が進んでしまうこともあります。

時間を短縮しつつ外部からの雑音を遮断して脳を働かせる方法、それは先に挙げたの4つの過程を、脳に同時に処理させてしまう方法しかありません。

例えば、熟練したドライバーが車を運転するように。一つ一つの動作は実にスムーズにかつ的確に行われます。このとき、脳の中では一つ一つの動作を4つの過程で認知している訳ではありません。4つの過程を同時に、そして無意識下で処理しているのです。

そこで、日常生活の中でもこのような無意識下での脳の働きが身に付けるために、レストランのメニューを一瞬で決める訓練をします。無意識下で判断することであっても、的確な判断ができていれば、一瞬で決めたメニューであったとしてもちゃんと自分が食べたいと思っているメニューを選ぶことができるようになります。もちろん最初はうまくいかないかもしれませんが、楽しみながら訓練していけば徐々にそのときの気分にぴったりのメニューを選択できるようになるはずです。

このように無意識下での脳の働きを訓練することで、脳の処理速度は飛躍的にあがります。処理速度が早くなった脳をパソコンに例えれば、動きが遅くイライラしていたパソコンが、動きがサクサク思い通りに動いてくれるようになるということです。そんな脳が手に入るなら、あなたの脳も鍛えてみたくなりますよね。

 

2.料理はレシピを見ずに、冷蔵庫にある食材で作る

料理を作らない人にはわからないことかもしれませんが、レシピ通りにつくる料理には創意工夫というものがありません。脳を働かせる必要のない作業です。しかし本来の料理というのは、食材を様々に加工して調理することによって、全く新しい食べ物に生まれ変わらせるという、とても脳にはストレスのかかる作業なのです。

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そこで、脳を鍛える方法として、冷蔵庫にある食材であえて料理を作ってしまうという訓練なのです。

料理というゴールを決めてから食材を集めるという本来の料理の方法とはまったく逆の発想で、今ここにある食材から料理というゴールを考えるというのがこの訓練。脳がどれだけ柔軟に、多様に、発想力を発揮してイメージできるようになるかという訓練

もちろん、一瞬でイメージできるようになるための訓練。つまりは、ひらめきの訓練なのです。

これは、プランニング技術として日常生活においてもビジネスにおいてもとても重要な能力の一つです。ゴールをしっかりイメージすることにより、そのゴールへ到達するための手段や段取りを素早く組み立てていく技術。それは、ひらめきという、鍛えられた脳が発揮する高いレベルの能力なのです。

 

3.本はギリギリ理解できるくらいの難しいものを読む

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ビジネス書やノウハウ本の大半は、誰にでもわかりやすく読みやすいように書かれていますのであてはまりません。スラスラ読めてどんどん頭の中で理解が進むような本は読んでいて気持ちがいいものですが、脳を鍛えるという側面を考えると、残念ながら効果は期待できません。

脳は強いストレスを繰り返し受けることにより、鍛えられて働きが増すようにできています。読書の場合、時間をかけてしっかり頭を働かせながら読まないと内容の理解が進まないくらいの難易度、つまりちょっと背伸びするくらいがちょうど良いようです。

読むというよりも、理解することを重視しながら読むと言う方が適切かもしれませんね。一冊読み切った時、脳は疲れ切っていますが素晴らしくレベルアップしているはずです。

ここで注意しないといけないことは、レベルが高すぎる本でも効果が期待出来ないということです。脳は処理能力の限界を超えるほどの強いストレスを受けた場合、トランス状態に入るか眠ってしまうかのどちらかです。

いずれにしても、コントロールは不可能な状態に陥ります。頑張っても理解できないような本を選んでしまっては、訓練になるどころか眠たくなるのがオチでしょう。もっとも、眠れない夜にはちょうど良いかもしれませんが。

 

脳は鍛えれば鍛えるほど能力が向上していきます。

あなたの脳はどこまで鍛えることができますか?

 

 

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