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[書評]アタマのいい子が育つパパの習慣

公開日: : 最終更新日:2014/06/01 Book Review ,

タイトルに魅かれた訳じゃなけれど、気がついたら買ってました。帯には「子育てを終えたパパは読まないで下さい。後悔しますから。」って…

本書「頭のいい子が育つパパの習慣 (PHP文庫)」(清水克彦 著)は、子どもをもつパパなら、気にならないはずのないタイトルと帯に少し腹をたてながら読んだ一冊です。

9784569668840調査データやアンケート結果なども交えつつ、著者の独自取材や子育て経験、さらには仕事を通して得た経験や知識までも総動員されている、いわば、最大公約数的な内容であって参考にするにはとても良いのですが、いざ実践してみようと思うとあまりにも多岐にわたる内容に愕然としてしまうほど。

気になるタイトルですが、軽い気持ちで読み始めるくらいがちょうどいいのかもしれません。

教育パパになる必要などまったくないと言う本書。でも、パパがどれだけ人生を前向きに楽しんでいるかということはとても大切と説いています。

そんな考え方にとても共鳴した一冊です。

本書はパパに向けて書かれていますので、パパの習慣だけにフォーカスしています。決してママをないがしろにしているわけではありません。誤解のないように一言付け加えておきます。

1.「うちの子はできる」と思うことから始めよう

子育てについて語る際には、必ずといっていいほど言われることです。もちろん、思えば必ずその通りになると言っているわけではありませんが、子育ては子どもの可能性の追求です。可能性を否定するような前提は禁物です。ピグマリオン効果の科学的裏付けについては熟知していませんが、期待感や可能性を信じることは必要なことなのでしょう。少なくとも、子どもが「自分は親から期待されてない」と感じるようなことだけはないようにしなければいけません。

2.立派な子ども部屋を用意しない

幼少期の早い時期から独立心を育てる欧米スタイルとは、一線を画していると思われるかもしれませんが少し違います。子どもの部屋の役割は否定していませんが、子どもの過ごす時間の大半はリビングなど、親の視線を常に感じるような場所である方がよいということです。勉強も、ゲームも、テレビも、読書も、子ども部屋に一人きり閉じこもるという環境にせず、リビングなど家族が集う場所の役割を広げようという考え方。少なくとも小学生のあいだ位いは、子どもが自己管理の方法を身につけるためにも、親が積極的に関わった方がいいのでしょうね。

3.子どもが熱中できるものを伸ばそう

「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、勉強にしても、スポーツにしても、遊びにしても、好きとか楽しいいう気持ちが持てることに敵うものはありません。もちろん親の都合で言えば、勉強がその対象なのであればなにも言うことはありませんが、なかなかそんなに都合良くはいきません。ただ、熱中できるものにしっかりと取り組ませることで成功体験を重ねていければ、それは子どもにとっては素晴らしい宝物です。そんな宝物が一つでもあれば、あまり好きでない勉強でも、苦手なスポーツでも、なかなか上達しない習い事でも、しっかり取り組む姿勢が育まれるようになるものです。勉強させるためだけに、熱中しているものを取り上げるようなことはしてはいけませんね。

4.何事もまず父親がチャレンジしよう

子どもは親の背中を見て育つといいますので、親が率先して何事にもチャレンジするということは、子どもにとてもいい影響を与えます。今では共働きの家庭も少なくありませんから、時間を確保するのが困難な場合もあるかもしれません。でも、どんな小さなことでも新しいことにチャレンジする姿勢がしっかりあれば、子どもはきっとそんな親の姿を見てなにか感じ取ってくれるでしょう。もっとも、ただパソコンの前でじっと座ってるだけでは伝わらないかもしれませんので注意が必要ですね。

5.父親のいい習慣が子どもを伸ばす

この本を手に取るということは、ある意味子育てに自信がなかったり、悩んでいたり、あるいはこれからパパになろうとしているのかもしれません。でも、残念ながらこの本は子どものアタマを良くするためのノウハウ本ではありません。どちらかというと、子育てパパのために自己啓発を勧める内容といえるかもしれません。子どもは親の背中を見て育つということを意識しつつ、パパもいい習慣を身に付けていきたいものです。親がいきいきとしている家庭環境は、かならず子どもを伸ばすことにつながるのですね。

 

本書の帯には「子育てを終えたパパは読まないで下さい。後悔しますから。」という言葉が書かれています。本書を読んでも後悔しない方ばかりであることを願うばかりです。

また、ママの習慣についても姉妹シリーズとして出版されています。

 

 

 

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