京都に鉄道博物館がやってくる
JR西日本が梅小路公園内に建設計画を進めている「京都鉄道博物館」、ご近所さんとしてはとても気になるところです。
建設予定地の公園西側駐車場と遊具広場はすでに閉鎖され、舗装や遊具等は全て撤去されてしまいました。
いつでも本格的に工事を進めることができる状態になっているようです。
正式名称は「京都鉄道博物館」
JR西日本は2016年春のオープンを目指して京都・梅小路公園で計画を進めている鉄道博物館の名称を「京都鉄道博物館」と発表しました。
京都市に提出されている計画によると、現在営業中の梅小路機関車館と一体運営するとされており、新施設とあわせて3万平米を超える広さの鉄道博物館が誕生することになります。もちろん国内最大の規模となります。また、すでに埼玉・大宮の鉄道博物館で採用されているように、展示場に外部とつながる線路を設けて現役車両も乗り入れられるようにする予定だとか。後発ということもありますが、なかなか演出面でも期待できそうな施設になりそうな予感です。
京都鉄道博物館の開業に合わせて、大阪にある交通科学博物館は京都に集約されることとなり、展示物なども移設される計画のようです。
移設される展示車両も合わせると、SLや新幹線などおよそ50両の新旧車両を展示する予定とうことで、歴史的価値の高い展示車両を中心に、その数も国内最大規模となる予定とか。特に、動態保存されている車両を含め23両の蒸気機関車は、他では見れない規模です。
国内の大規模鉄道博物館としては、埼玉・大宮の鉄道博物館と愛知・名古屋のリニア・鉄道館がすでに開業して人気を博していますので、後発の京都鉄道博物館としては当然のことながら気合が入ってます。JR西日本の計画では年間80万人の来場を見込み、総事業費は約70億円を予定しているということです。来場者80万人はちょっと控えめのような気もしますがどうでしょうか?
アクセスに一抹の不安
少し気になるのは交通アクセスの貧弱性です。京都市は梅小路公園の再整備構想の中で、駐車場整備に関しては最小限に止めるという基本方針を当初から掲げていました。京都水族館と京都鉄道博物館建設構想が実現化している現在、その用地確保のための整備に伴い昨年末には230台ほどあった駐車場が119台に半減。かろうじて交通弱者用として確保するなど、基本的には自家用車での直接のアクセスを否定しています。しかし、京都駅からは徒歩だと大人で15分、家族連れだと20分は見ておいたほうがいい距離。京都水族館開業と同時にシャトルバスの運行も始まりましたが、広報が行き届いていないのか意外と利用者が少ない現状です。
いっそのこと、梅小路公園にJR西日本の駅を作ってくれればいいのにね。
地元住民としては大きな期待と少しの不安が入混じるところですが、2年後が楽しみであることには変わりありません!
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