それでもサラリーマンを辞められない3つの理由
「隣の芝生は青い」
何でも他人のものはよく見えるものである。同じ意味:隣の花は赤い。
私の周りには、フリーランスとなって自由なワークスタイルで活躍している人がたくさんいる。そのためか、フリーランスというワークスタイルにはとても強い憧れを持っている。
今は会社という組織の一員として会社の業績の向上に貢献するサラリーマンだから、隣の芝生が青く見えているだけなのかもしれない。
やりたい仕事を自由なスタイルで好きな時間にお気に入りの場所ですることをワークスタイルにして、人生を楽しむフリーランス、サラリーマンなら誰しも一度は憧れるワークスタイルだ。
誰しも憧れるのだが、これを手にするために実際に動き出す人は少数だ。
なぜか?
そこには、一度サラリーマンを経験してしまうと辞められなくなる3つの理由があるからだ。
それでもサラリーマンを辞められない3つの理由
1.安定収入
やはり最大の理由はこれ。月給制であれ年俸制であれ、ある程度給料は保証されているので、収入がジェットコースターのように激増したり激減したりすることはまずない。仕事が忙しかろうが暇であろうが、短期的にはほぼ決まった額の給料を毎月貰うことができる。
しかし、フリーランスにはこのような安定感はない。
もちろん、上は青天井だからやりようによっては激増させることもできる。一方で、仕事がなければ収入はゼロになる。
安定感がない代わりに、可能性は無限大というわけだ。
安定を好むのか、可能性を追求するのか、その選択は人それぞれの氣質や価値観によるのだが、どうやら私には可能性を追求するチャレンジ精神が少し欠けているようだ。
2.会社のリソースが大きい
意外と語られことが少ないのだが、サラリーマンが勤務先の会社から享受しているリソースはかなり大きい。それは、仕事の上でのものばかりでなく、福利厚生にまで及んでいるのだ。
仕事の場面を見てみれば、サラリーマンにとっては当たり前と思い込んでいる事務デスク周りの備品やIT設備などは全て会社の経費や資産だ。また、サラリーマンとしての経験や実績に関係なく、会社のブランドや信用力を利用して億単位の大きな仕事をすることもできる。福利厚生の面では有給休暇制度というものまで用意されている。
これらは全て会社のリソースを利用できるから可能なことであって、フリーランサーにとってはこのようなものは一切ない。
少なくとも、仕事をする環境だけに焦点をあててみた場合、サラリーマンはとても優遇されていると言えるのだ。
フリーランスであっても、協業したりアライアンスを組むことなどで高いリソースを利用できる環境を整えている人もいるようだが極めて少数派だ。
フリーランスで活躍する親しい友人も、この点ではなかなか苦労しているようだ。
3.分業による専門職としてのポジション
会社の組織や仕事の種類にもよるのだが、サラリーマンの場合は一人で全ての仕事をするということはまずない。
一般的には、営業、販売、開発、製造、事務などの組織があって、サラリーマンはその組織の中である程度専門職として分業しているのだ。
営業マンが自分の給料を自分で計算して振り込み手続きをするなんてことはないだろう。
製造現場の社員が商品セールスのためにあちこち訪問する機会は極めて少ないだろう。
経理や総務の事務仕事をしている社員が製品の研究開発の現場で活躍するということもないだろう。
このように、サラリーマンの仕事はある程度細分化されていて、専門職的な仕事をするのが普通なのだ。
組織化された中での仕事は、ある意味自分の仕事に集中することができる環境が用意されているのだ。
フリーランスの場合はどうか。
基本的にはすべてを自分ひとりでこなしていかなければならない。
仕事を獲得するための営業も、仕事をスムーズに進めていくためのスケジュール管理も、クライアントのための資料作成も、仕事の報酬を請求する経理事務も、そして税金の計算までも...
そう、フリーランスはなにもかも一人でやることになるのでとても忙しいのだ。
まとめ
どのようなスタイルで仕事をするのかは、人それぞれの氣質や価値観に深く関わる。
いかにして素晴らしい人生を築いていきたいのかというライフスタイルの希望によって、そこには様々な選択があってよいはずだ。
自分が築いていきたいライフスタイルや目標が明確で、その延長線上に将来叶えたい夢があるのなら、おのずと道は見えてくるだろう。
サラリーマンがいいのではない。
フリーランスがいいのではない。
自分にとって最適なスタイルを見つけることが大切なのだ。
関連記事
-
-
電車に乗るなら先頭車両に乗りましょう!
うのっぴーは毎日電車で通勤してます。 そして、乗る場所は決まって先頭車両の乗務員室の傍。
-
-
人日節句の七草粥は朝に召し上がれ!
今日は1月7日人日節句の日、いわゆる七草粥を食す日だ。 朝食に七草粥は用意できているか?
-
-
大規模修繕工事が始まった!
カーテンを開けるとベランダの手すりの向こう側に足場が… いよいよ我が家のあるマンションで、
-
-
新感覚ブログ「HUBLOGZ」のこと
新感覚ブログを目指して! 12月1日からブログ「HUBLOGZ」がスタートしました。 メンバ
-
-
とうとうやってきました立花岳志さんのブログ合宿セミナー。でもハプニング発生!
とうとうやってきました立花岳志さんのブログ合宿セミナー。 木曜日の夜に京都を出発、夜を徹してク
-
-
思考するオフモード時間
日常生活のなかでは思考を巡らすことができないことがあります。 そんな時でも、環境を少しかえるだけで
-
-
財産になるブログを書く!
「独自ドメインでブログ始めました。」 もちろんこのブログのことです。 もともとブログのイ
-
-
サラリーマンだから不自由というのは時代遅れ
~~二年前に出会った立花岳志さんの著書「サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための
-
-
新しいチャレンジは断捨離から
新しく何かを始めようとするときに大切なこと、それは、なにかを捨てる勇気を持つこと。
コメントをお願いします。